ルーアからのメッセージ
引退から7年の時が経って、私も少しは大人らしくなりました。
「金玉を蹴られて嬉しい男の人って本当にいるのかな?」
そんな疑問から18歳で足を踏み入れたSMの世界は、ワクワクとドキドキの連続でキラキラした毎日でした!
みんなの苦しむ顔や泣き顔、困った顔も全部が可愛くて大好きで、アイディアが途絶えない日々。
けれどその中で激しい感情の波に呑まれて思い悩むことも多く、私は10年と少し前にSMクラブを引退するという道を選びました。
そこから私は普通の人間の仮面を被り、普通を装う日々を始めました。
それもそんなに悪くはなくて、穏やかな感情の波の少ない日々は私という人間を変えた… と思っていました。
けれど最近ふと「普通」に耐えられなくなったのです。
何故でしょうね、気付けばスウィートデビルのオーナーに連絡していました。
私はただ、今の自分のSMのような欲求を試してみたくなりました。
私が再び「普通」を捨てるのか、それはまだわかりません。
そもそも、両方を完全に捨てることなどしなくても良いのかもしれません。
みんな、顔は一つではないのですから。 |